成長ホルモン検査スケジュール(プリント用)
氏名                 平成   年    月    日生まれ      歳    ヶ月
      月    日 身長    cm  体重    Kg  
右(両)手X-p正面、右膝関節X-p側面、頭蓋骨X-p2方向、
検尿一般、早朝尿3回尿中成長ホルモン外注。女児の場合は染色体Gバンド申し込み。
頭部MRI(矢状断を含めて)と脳下垂体MRIを申し込み。

    月    日  朝食禁。朝空腹時採血 (小児につき、必要最小量で)
CBC, GOT, GPT, ALP, LAP, Na, K, Cl, BUN, Creatinine, Ca, Pi, TP, Mg, Fe, TIBC, T-Cho, TG, 蛋白分画、IgG, IgA, IgM, IgE, T3, T4, freeT4, TSH, 血糖、ソマトメジンC(IGF-1), IGF BP-3,

    月    日 アルギニン負荷 (外来でも可)
朝絶食、30分安静を保ったあと、10%l-arginine-HCL溶液を6ml/Kgすなわち、    mlを30分で点滴す(なお、最高30g、300ccまで)。アルギニン点滴の前、点滴終了直後(=30分目)、60分目、90分目、120分目の計5回、血糖、成長ホルモン採血。血管確保はヘパリンロックまたは、生食10〜20ml/h  註;最近のarginineの量は5ml/Kgに減っている。

    月    日 L-dopa負荷 (外来でも可)
朝絶食。(生食10〜20ml/hで採血の血管確保orヘパリンロック)。30分安静を保ったあと、ドパール細粒10mg/Kg(最大500mg)すなわち、___mgを経口投与す。前値、30分、60分、90分、120分採血。血糖、成長ホルモン提出。

過去2年間の身長      年    月    日        cm  1年間の増加
                  年    月    日        cm            cm/年
                  年    月    日        cm            cm/年
糖尿病   肥満   腫瘍   甲状腺   奇形   免疫不全   精神遅滞
脳照射   父の身長____cm   母の身長___cm   出生時体重___g   在胎週数___週___日  出生胎位      鉗子分娩   吸引分娩        新生児仮死      新生児黄疸     二次性徴       低血糖

《入院のうえ行う検査》
    月    日    午後or夕方に入院。 睡眠時の成長ホルモン測定
夕食後適当な時間に血管確保。生食10〜20cc/h またはヘパリンロック
夜間睡眠中に採血。成長ホルモン。20分ごとに計10回。
万一目を覚ましてしまったら、入眠後継続す。終わったら点滴抜去可だが、翌日の検査のため、そのまま継続点滴しておくほうが実際的。
    月    日    インスリン負荷 (前値と15分目と30分目は採血時に簡易血糖測定器でも血糖値をチェックする)
前夜夕食後は禁食。当日朝生食10〜20ml/h血管確保orヘパリンロック。30分以上の安静を保ったあとに実施。レギュラーインスリン(ヒューマリンR U-100→1000単位/10ml0.1単位/Kgを生食3〜4mlに混ぜ静脈内注射Dr.施行。前値、15分、30分、60分、90分、120分に血糖、成長ホルモン提出。 【註:ヒューマリンR U100は100単位が1ml、1単位が0.01ml, 0.1単位が0.001ml, よって0.1単位/Kgは0.001ml/Kg】
  【注釈:空腹時血糖が60mg/dl以下の症例や、血糖上昇ホルモンの分泌不全が疑われる症例(GH,コーチゾール等の分泌不全)では、0.05単位/Kgとする;副腎皮質機能低下例、GH分泌能の完全欠損疑い例】

検査中は血糖低下(15〜30分にもっとも低下す)により、傾眠状態、発汗過多、などがみられることが多く、眠ったばあいは意識が保たれているかどうかチェックし、低血糖による意識障害、痙攣に備えて20%グルコース40ccを注射筒につめて、ベッドサイドにおく。

GH誘発のためには最低の血糖値が50mg/dl以下か、前値の血糖の50%以下に下降している必要がある。
☆コーチゾール、ACTH測定はEDTA-2Na添加試験管へ→速やかに冷却遠心し血漿を凍結保存

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