新型インフルエンザin青森県 2009.07.12.〜2010.03.02.
この項は新聞報道とweb情報等を基にした

2010.03.02. 新型インフルエンザは終息間近かもしれない。
下のグラフでわかるように、患者数は激減している。その後の患者数推移でも増加傾向は見られていない。
今後再流行の可能性はあるものの、しばらくは落ち着くのではないだろうか。これからインフルエンザ患者が発生しても季節インフルとの区別はすぐにはできないし、この頁の更新はいったん終了することとした。(2010.03.02.)


青森県感染症発生動向調査  より作成
http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/health/kansen2009.html

今シーズン、季節性インフルエンザの流行は3月にはいってまだみられないようである。
下は昨シーズンと一昨シーズンの季節インフル発生状況である。
青森県感染症週報
今シーズン、季節インフルエンザの流行が無いのは自然の不思議としかいいようがない。
思いつくものとして、
1.???
思いつかない!
想像してみるも説得力に乏しいか
a.新型ワクチンが季節インフルウイルスに有効だった?
b.新型インフルに罹患したときできた免疫抗体が、季節インフルウイルスにも有効だった?
c.?


Influenza cases reported per sentinel weekly [定点当たり報告数]
国立感染症情報センター
上のグラフは国立感染症情報センターのHPより拝借した。
09年後半の山は新型インフルエンザと思われる。

トピック

2009年5月14日 新型インフルエンザ停留措置期間7日に短縮 】

政府の新型インフルエンザ対策本部専門家諮問委員会は5月13日、感染者の濃厚接触者に対する「停留措置」の期間を、現行の10日から7日に短縮するのが妥当とする報告書をまとめた。

これを受けて桝添要一厚生労働相は同日、停留期間を7日間に短縮することを決め、発表した。



1.2009年7月23日 ...厚生労働省は22日、感染症法施行規則を改正し、5月の国内発生以来続けてきた新型インフルエンザ患者の全数把握を中止することを決めた。(毎日新聞)

2.8/9までの1週間で新たに感染した日本のインフルエンザの患者数は推計でおよそ6万人、そのほとんどは新型インフルエンザだと(8/19報道YahooTBS、NHK)…………(一週間で6万人とはずいぶんと多い数だとの印象を受けるが複数の報道機関の発表。)

3.日本で新型インフルエンザに罹患して死亡したのは8/19まで3人。 9/1まで10人。9/7まで11人。
 9/17新型インフルエンザの感染が疑われる患者の死亡は全国15人目。未成年者で亡くなった(12歳男児)のは初。

3.東京都は10月8日、都内在住の男児(5)が新型の豚インフルエンザによる急性脳炎で死亡したと発表した。厚生労働省によると、新型インフルの感染が確認されたり、疑われたりした患者の死亡は国内22人目で、男児は最年少。脳炎による死亡は滋賀県の男児(7)に続き、2人目という。
3.横浜市は10月15日、新型インフルエンザに感染し、重症肺炎や急性心筋炎を発症した同市都筑区在住の5歳男児が同日死亡したと発表した。国内の新型インフルエンザ患者の死亡例は、疑い例も含め27例目。

3.2009.11.1.新型インフルエンザに感染して死亡した人は疑いを含めて43人で、2歳(盛岡)はこれまでで最も低い年齢




3.2009年10月25日1時19分 朝日新聞 http://pandemic.livedoor.biz/archives/cat_10027081.html
オバマ米大統領は24日、新型インフルエンザH1N1型)の対策促進のための国家緊急事態宣言を発表した。
米疾病対策センターによると、新型インフルエンザによる米国内死者は4月以降1千人を超え、入院患者2万人を超えたという。
(net情報:アメリカの人口:2006年10月17日朝日新聞やロイターによるとアメリカ合衆国の総人口が3億人を突破と。)

3.2009年10月31日18時33分  読売新聞 よりhttp://pandemic.livedoor.biz/archives/cat_10030960.html

新型インフル、米で子供の死者急増…1週間19人

米疾病対策センターCDC)は30日の記者会見で、新型インフルエンザによる米国18歳未満死者114人に急増したことを明らかにした。

3.米国の死者1万人に 新型インフル、感染は6人に1人  2009年12月11日11時0分
【ワシントン=勝田敏彦】米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は12月10日の記者会見で、米国での新型の豚インフルエンザの死者が約1万人に達したと発表した。高齢者の死亡が多い季節性インフルエンザと異なり、死者のうち17歳までの子どもが約1100人、18〜64歳が7500人を占めた。

3.新型インフル、海外より低い死亡率 国内死者100人  2009年12月6日23時28分
http://www.asahi.com/national/update/1206/TKY200912060248.html?ref=reca
8月15日に国内で初めて沖縄県の50代男性の死亡が報告されてから、4カ月近くで100人になった。
厚生労働省の発表などによると、100人の年齢別でみると、18歳以下が29人で約3割を占める。そのうち9歳以下は24人。多くは持病のない子。
国立感染症研究所の推計では新型インフルの患者は累計1264万人。単純計算すると現時点での致死率は0.001%ほど。
世界保健機関(WHO)の11月中旬のまとめでは、人口100万人当たりの死者数は日本は0.2人。米国の3.3人や豪州の8.6人より大幅に少ない。


青森県は11日、新型インフルエンザに感染した疑いのある90代の男性が死亡したと発表した。厚生労働省によると、国内の死者は感染疑い例を含め13人目(共同通信)
青森市は12月2日、市内の40代女性が新型インフルエンザに感染し、1日に死亡したと発表した。感染者の死亡は県内で3人目。女性には神経疾患や糖尿病など基礎疾患があった。予防接種は新型、季節性インフルとも、受けていないという。http://mainichi.jp/select/science/swineinfluenza/aomori/news/20091203ddlk02040210000c.html

4.新型インフルエンザ致死率は0.4%〜0.5% メキシコ、オランダ、アメリカ、カナダのばあい。(アジア風邪に匹敵)註:これは初期のデータなので将来致死率は変わるかもしれない   (季節性は致死率0.1%〜未満)

5患者が学校集団に属するときは一人の発症(A迅速+)でPCR

6.患者が学校以外の集団に属するときは2人発症(A迅速+)すればクラスターサーベイランスで発端者のPCR検査

7.一週間以内の同集団内発症者(A迅速+)は擬似症として届出.

8.厚生労働省はインフルエンザ治療薬タミフルを、新型インフルエンザ感染が疑われる10歳代にも処方できるとする方針を明らかにした。 30日の衆院厚生労働委員会で、同省健康局の上田博三局長が答弁した。(2009年4月30日23時22分読売新聞)

9.新型の豚インフルエンザに感染した子どもで、これまでに7人がインフルエンザ脳症になり、2人が重症の肺炎(ARDS)になったことがわかった。18日に開かれた厚生労働省のインフルエンザ脳症研究班で報告された。 2009年8月19日5時32分 

10.世界保健機関(WHO)は21日、新型インフルエンザに感染した場合、持病のある人だけでなく、新生児や乳児もタミフルやリレンザを服用するべきだ、などとする治療指針を公表Asahi com 8/22

11.8/25:当分の間、新型インフルエンザ患者の届出不要。擬似症届出不要。
12.8/25:当分の間、新型インフルエンザにより死亡した者の死体を検案した場合、感染症法の規定に基づく届出不要。

13.クラスターサーベイランスについては、9/4より;インフルエンザA患者を診断し、集団発生が疑われる場合、直ちに保健所に連絡すると変更。なお、PCRは原則行わないとのこと。

14.新型インフルワクチンは1700万人〜1900万人分が国産の見込み。10月下旬から出荷。足りない分は輸入??
対象者順は9/1枡添厚労相(読売新聞9/2)によると
新型インフルワクチン優先@医療従事者100万人A持病の人1000万人と妊婦100万人B6ヶ月から幼児600万人C6ヶ月未満の赤ちゃんの両親100万人の順に接種。と。


15国産新型インフルワクチンの治験始まる(9/6読売新聞)。2回接種?

16.新型インフルエンザの患者で「インフルエンザ脳症」を発症する事例が相次いでいる。3日も静岡市の6歳の男児が発症したとの報告が厚生労働省に入り、計15人に上った。インフルエンザ脳症を発症した患者を年齢別にみると4〜9歳の子供に集中(9/3産経ニュース)

17.青森県上十三ではPCRサーベイランスを再び開始する。
 2009.9.14の週から。各定点で週5人A+からピックアップしてPCR検査。来年3月末まで。
17.青森県新型インフルエンザに関するPCR検査状況(11/9〜11/15)
  病原体サーベイランスA型陽性29例全例新型
  入院サーベイランスA型陽性42例中全例新型
  http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/hoken/files/091119_46w_pr.pdf


18.検査無しでもタミフル投与可能 厚労省が注意喚起2009.9.18
19.リレンザは乳糖含み、乳成分含むので、アレルギーに注意とテレビ報道。タミフルには乳成分は含まないと。
 「リレンザの能書から
 添加物、乳糖水和物、夾雑物として乳蛋白を含むとあり。」 食物アレルギー、喘息、アトピーのこは一応要注意か。

19.タミフルドライシロップが品薄となっている。このため、カプセルからはずして調剤されているばあいあり、乳糖とか、白糖とかなにかが混じっているばあいがある。
        
19.米FDAとGSK社は10月9日、抗インフルエンザ治療薬リレンザ(ザナミビル)について、米国外でリレンザを溶液に溶かしネブライザーで投与した人工呼吸器を行っていた妊婦で死亡例があったとして、定められた使用法以外で投与しないよう医療関係者に注意を呼びかけている。http://www.fda.gov/Safety/MedWatch/SafetyInformation/SafetyAlertsforHumanMedicalProducts/ucm186081.htm

http://infectious-diseases.jwatch.org/cgi/content/full/2009/1028/1

20.世界保健機関(WHO)は9月25日、抗ウイルス薬タミフルが効きにくい耐性の新型インフルエンザウイルスが、世界で28株報告されたと発表した。耐性ウイルスが生まれる原因に予防投与を挙げ、原則として控えるよう勧告した。

21.新型ワクチンの余りなどを対象外者に接種したとの報道が増えつつある。適切に廃棄するようにとのこと。
新型ワクチンは10ccバイアルと1ccの2種あり、10ccバイアルは医療機関によって余りが出ることが多いのか。
貴重なワクチンであり、余ったばあいは廃棄することなく、有効に利用したいものだ。

22.12/15.「新型ワクチンと季節性ワクチンは同時に接種してよい」とも。netで調べて見ると、厚労省通達ありというが、見つけれていない。
実際どのように行うべきか?
1994年8月の予防接種実施要領(厚生省保健医療局長通知)「混合ワクチンを使用する場合を除き、2種類以上の予防接種を同時に同一対象者に対して行う同時接種は、医師が必要と認めた場合に限り行うことができる」となっている。
海外渡航時などが考えられる。

新型インフルエンザワクチンQ&A(平成21年12月7日版)(PDF:445KB)12月8日 によると、「既存の製法による国内産の新型インフルエンザワクチンと季節性インフルエンザワクチンの同時接種については、医師が必要と認めた場合には実施可能です」という一文を見つけた。http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/vaccine_qa.pdfこれをみるかぎり、1994年の通知に基づいているのではと推測される。

新型インフルエンザ(青森県)2009.07.05〜

発端
2009年3月、4月にメキシコで患者発症がみられた豚インフルエンザ(のちにブタ、トリ、ヒトの遺伝子ありと発表*)は世界に広まり、WHO新型インフルエンザパンデミックphase6(2009.06.11)となっている。オーストラリアなど南半球の国は冬季であり、たくさんの患者が報告されている。日本には5月上陸が確認され、青森県、山形県のみが未確認県であったが、今回ベトナム人高校生が來県中に発症した。発症ベトナム人高校生は2人、ベトナム人通訳1人、(その他離県後東京でベトナム人女子高生一人発症)二次感染は女子生徒一人、1歳児一人の計2人、3次感染が家族内感染2人、と同校生一人の計3人。青森県人の発症は合計5人となった。新聞報道では7/12健康観察者240人に発病は無く、健康観察は終了とのことである。女子中学生の3次感染は対応により防げたのではないか、感染拡大を防ぐ意味で重要というのが新聞の論調にみられた。
*http://www7b.biglobe.ne.jp/~alpine/saigai/swine-flu.html

高松市 高松市(インドネシア人高校生) 青森県(ベトナム人高校生) 青森県(ベトナム人女子高生) 青森ベトナム人通訳 青森二次感染(女子生徒) 青森三次感染(女子生徒の弟) 青森二次感染(10歳ミマン)
のちに1歳と発表
青森三次感染(女子中学生) 青森三次感染(児の母) 青森から東京(ベトナム人高校生) 函館市(インドネシア人高校生) 函館市(インドネシア人高校生)
6月24日 水曜日 インドネシアのスパリ保健相は24日、
記者会見し、初めて新型インフルエンザの感染者2人を確認したと発表した。
高松市は24日、同市内在住の30歳代の男性会社員が新型インフルエンザに感染したと発表した。香川県2人目。
6月28日 日曜日 ベトナムの新型インフルエンザの
感染者数が28日現在で106人と
なり100名を超えています。
6月30日 火曜日 インドネシアから高校生来日東京









同じホテル
ベトナム人男子高校生来日
ベトナム人男子高校生は東京でこのインドネシア人らと同じホテルに宿泊していたことから
6月30日に来日
7月1日 水曜日 同じホテル 同じホテル
7月2日 木曜日 香川県入り高松一校交流 香川県入り 青森県入り
7月3日 金曜日 ホストファミリー
7月4日 土曜日 ホストファミリー市内夕咳 4日夕に38・9度の熱が出たが、同日
夜に解熱。5日に受診した発熱外来での簡易検査ではA型陰性だった。同じ訪問団の高校生の感染確認を受け、6日に詳細検査した結果、患者と確定した。

洞爺湖町に滞在した後、4日から
函館市内でホームステイしていた。
7月5日 日曜日 朝39度高松市民病院の発熱外来
を受診。簡易検査でA型陽性となり、
詳細検査で同日夜に感染が確認された。
 市保健所は、ホームステイ先の家族2人と患者以外の来県メンバー29人(通訳など5人を含む)、高松一高関係者80人の111人を濃厚接触者と判断。検温や感染拡大防止を要請するが、休校措置は取らない。
5日夕方に発熱などの症状があり パーテイ(参加80人)で
感染ベトナム高校生とも
5日夕に発熱などの症状が出ていた。
一緒に参加しているインドネシア人
の男子高校生2人も発熱などの症状があり、7日に詳細検査を行う予定。
7月6日 月曜日 訪日団の一行は、6日以降の香川県内プログラムを中止し、7日朝まで同市内のホテルに滞在。同日都内に戻り、9日の出国を予定している。
インドネシア人の10代の男子高校生が、新型インフルエンザに感染していることを確認
5日に同市内で感染が確認された男子高校生と同じ訪問団のメンバーだが、出身地は異なっており、感染の関連性は不明。
新たな濃厚接触者は、高松一高の生徒13人と高松市内のホームステイ先の家族6人。5日に確認された高校生の濃厚接触者を含めて計129人となった。市保健所は引き続き検温や感染拡大防止を求めるが、同校の休校措置はとらない方針。
 北海道函館市でも6日、同じ交流事業で来日したインドネシア人の女子高校生(16)の感染が確認された。
7月7日 火曜日 青森市内に滞在している10代の
ベトナム人男子高校生の新型インフルエンザ感染を確認
一行全体濃厚感染者として捉えず(新聞報道)
ベトナム人高校生と交流 7日には北海道函館市の保健所
が新たにインドネシア人男子高校生2人の感染を確認したと発表
7月8日 水曜日 ベトナム人通訳感染確認 登校
夕のどの痛み。
ベトナム人通訳と接触
38度台。県病の
PCRで確認
(県の基準で公表無し)
ベトナム人女子高生夜発熱東京
発熱外来A+PCR陽性(3人目)
7月9日 木曜日 ベトナム人女子高生夜感染判明 通学
朝39度PCRで夜陽性確認

青森中学生
朝38度台県病A+PCR確認
7月10日 金曜日 女子生徒 母子共にベトナム人通訳と接触
咳止まらず

朝A-B-PCR+
三次感染とされた
7月11日 土曜日 夜38度台
7月12日 日曜日 県病発熱外来A+ PCRはせず
擬似症患者確定
患者とみなし厚労省に届出(7人目)
7日に新型感染が確認されたベトナム人高校生、8日に感染が判明したベトナム人通訳の計2人と接触
し、健康観察の対象となったのは最終的に約240人に上った。12日午後5時で健康観察を終了したが、発熱などの症状が出たという報告はなかった。(東奥日報7/13)

発生状況推移および現況

青森県新型インフルエンザ週報:青森県は13日から、新型インフルエンザのPCR(詳細)検査で、1週間ごとの保健所別検査数の公表を始めた。(東奥日報2009.7.14.)


2009年7月23日 ...

厚生労働省は22日、感染症法施行規則を改正し、5月の国内発生以来続けてきた新型インフルエンザ患者の全数把握を中止することを決めた

8/3〜8/9 第32週
青森県インフルエンザ定点迅速診断A+は42人

8/3^第32週(東奥日報特集web新型インフルエンザより)

弘前の高校生6人(内擬似症5人)→17人へ
むつの中学生1人
弘前の大学生5人→15人へ


三沢の高校生

北奥羽少年剣道大会児童生徒と引率教諭とで6人)→13人へ



(八戸高専関連A+2人PCR検査中)→計3人

弘前市役所職員5人

その他情報
高校生1人と母 PCR検査中→検査した1人のPCR陽性
その他2人

中学校生徒 数人
専門学校生徒  数人

9日までの1週間で新たに感染したインフルエンザの患者の数は推計でおよそ6万人、そのほとんどは新型インフルエンザ(8/19報道YahooTBS)
8/10〜8/16 第33週

8/10^第33週(東奥日報特集web新型インフルエンザより)
弘前市職員男性職員3人が新たに疑似症患者
8/10〜8/16 第33週
青森県インフルエンザ定点迅速診断A+は84人

32週の新型インフルエンザ患者数はweb情報などよりの総数である。
A+はサーベイランス定点の報告数でむしろ少ない数となっている。

総数把握をやめたことから新型インフルエンザ患者実数は今後はわからない。
今後はインフルエンザ定点のA+の数から類推するしかない。

厚労省は12日、新型インフルエンザ感染が確認されインフルエンザ脳症と診断された茨城県の4歳男児について、重症との見解を示した。国内の新型インフルエンザ患者の重症例は初めて。(m3)

沖縄県と厚生労働省は15日、新型の豚インフルエンザに感染した同県宜野湾市の男性(57)が同日朝、入院していた沖縄市の病院で死亡したと発表した。新型インフルが肺炎を引き起こし、敗血症性ショックを招いたのが直接の死因という。男性は心筋梗塞(こうそく)の治療歴があり、慢性腎不全のため人工透析を受けていた。新型インフルで死者が出たのは国内で初めて。(asahi.com)

<新型インフルエンザ死亡率>
普段のインフルエンザ 0.05%
鳥インフルエンザ  60%
新型インフルエンザ 0.3〜2% 以上
http://blog.goo.ne.jp/1945umare/e/f52923bfcd88283767686d52dc26cdcb

致死率は0.4%(0.3〜1.5%)と試算した。一方、WHOのまとめによると、メキシコの10日現在の感染者は1626人で、致死率は2.8%
http://www.kenkyusho.com/liver-news/liver-527-jpn

致死率は国によってずいぶん違いがあると思うが、日本の新型インフルエンザ患者実数がわからないので、日本のばあい、計算するにはもうすこし時間が必要だ。



参考URL:国別患者数と死亡数http://pandemic.livedoor.biz/archives/cat_10027869.html
8/17〜8/23 第34週
青森県インフルエンザ定点迅速診断A+は63人
8/18朝のNHKニュースによると、オランダ発で新型インフルエンザ患者3400人の検討で致死率0.5%
季節性インフルエンザの致死率は0.1%乃至0.1%未満
1957年200万人が死亡したアジア風邪とと同じ致死率
メキシコの致死率が0.4%とされている。
医療水準の高い国では致死率はもっと低いと思われていたが…。(あと聞き取れず)

8/18夜のテレビで神戸市の73歳男性が新型インフルエンザ気管支炎で死亡(17日はーだったが18日+と。

名古屋市は19日、新型インフルエンザに感染した名古屋市の80歳代の女性が同日、入院先の病院で死亡したと発表した。女性は多発性骨髄腫、心不全の病気を持っていた。重症肺炎を起こしたのが死因。13日に39度5分。17日に簡易検査でA型。18日にPCR+ 19日午前1時半、死亡
Asahi.com

国立感染症研究所;この週報告インフルエンザ患者数11,636人(東奥日報)
8/24〜8/30第35週
青森県インフルエンザ定点迅速診断A+は36人

今後の週については新型(擬似症)届出無し、PCR原則検査せずとなったため、患者実数の把握は季節
性と混在するまでは定点報告数で類推することとなり、グラフ表示はこの週でやめる。
青森県感染症週報を参照

8/24月曜日東奥日報報道

厚労省通知8/25
当分の間、新型インフルエンザ患者の届出不要。擬似症届出不要
当分の間、新型インフルエンザにより死亡した者の死体を検案した場合、感染症法の規定に基づく届出不要。 8/25から施行




新型インフルエンザに感染し、8月30日に死亡が確認された北海道・利尻島の40歳代の女性保健師が、医療機関から処方されていた抗ウイルス薬タミフルを服用していなかったことが、道の追跡調査でわかった。9月4日3時2分配信 読売新聞        死亡8例目  急性心不全


国立感染症研究所9/4 全国約5000医療機関を対象にした定点調査(8月24〜30日)の新規患者数は1万2007人で、1医療機関あたりの患者数は2・52人。(17〜23日)の1医療機関あたり患者数は2・47人で微増にとどまった。全国の新規患者数は推計で約14万人で、前週よりも1万人ほど減った。大半は、新型インフルエンザと見られる。読売オンライン9/7より

8/31〜9/6第36週
青森県インフルエンザ定点迅速診断A+は42人
2009年9月4日 WHO
地域名 累積総数
2009年8月30日まで
症例数* 死亡例
WHOアフリカ地域 (AFRO) 3872 11
WHOアメリカ地域 (AMRO) 116046 2234
WHO東地中海地域 (EMRO) 5031 21
WHOヨーロッパ地域 (EURO) 46000以上 少なくとも104
WHO東南アジア地域 (SEARO) 19362 188
WHO西太平洋地域 (WPRO) 63895 279
総計 254206以上 少なくとも2837
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009who/update64.html
感染症情報センターURLよりコピペタ
8/28厚労省通知
9/4から適用
9/4より;インフルエンザA患者を診断し、集団発生が疑われる場合、直ちに保健所に連絡すると変更。なお、PCRは原則行わないとのこと

9/1枡添厚労相(読売新聞9/2)
新型インフルワクチン優先@医療従事者100万人A持病の人1000万人と妊婦100万人B6ヶ月から幼児600万人C6ヶ月未満の赤ちゃんの両親100万人の順に接種。と。

日本で新型インフルエンザに罹患して死亡したのは 9/1まで10人。ウイルス性心筋炎など

新型インフルエンザの患者で「インフルエンザ脳症」を発症する事例が相次いでいる。3日も静岡市の6歳の男児が発症したとの報告が厚生労働省に入り、計15人に上った。インフルエンザ脳症を発症した患者を年齢別にみると4〜9歳の子供に集中(9/3産経ニュース)
9/7〜9/13第37週
青森県インフルエンザ定点迅速診断A+は34人

青森県は11日、新型インフルエンザに感染した疑いのある90代の男性が死亡したと発表した。厚生労働省によると、国内の死者は感染疑い例を含め13人目。

 県によると、男性は昨年1月に脳梗塞を発症。寝たきり状態となり、肺炎を繰り返し患っていた。今月7日午前、41・2度の熱が出たため病院を受診し、簡易検査でA型陽性と診断されタミフルを処方された。その後、平熱に戻ったが、10日午後11時ごろ、入所していた介護老人保健施設で死亡確認された。2009/09/11 17:11   【共同通信】

 9/14〜9/20第38週
小児における臨床像2009年9月15日国立感染症研究所感染症情報センター よりコピペタ

米国CDCは、緊急を要する重症化の徴候として以下の7つの症状を挙げており、これらの症状を有する患
者を診察した際には、注意が必要である。(Interim Guidance for Clinicians on the Prevention and
Treatment of Novel Influenza A (H1N1) Influenza Virus Infection in Infants and Children

・頻呼吸や呼吸困難

・蒼白、チアノーゼ

・水分摂取不良

・頻回の嘔吐

・意識あるいは意思疎通不良

・機嫌が悪く、抱っこされることを嫌がる

・インフルエンザ様症状は治まったが、再び発熱し、咳が悪化


検査無しでもタミフル投与可能 厚労省が注意喚起2009.9.18
http://www.asahi.com/national/update/0918/TKY200909180292.html

 新型インフルの治療について、厚生労働省は18日、簡易検査やウイルスの詳しい遺伝子検査をしなく
ても、医師の判断でタミフルなどの抗インフル治療薬を使えるなどとする事務連絡を都道府県や保健所を
持つ自治体に出した。

 抗インフル薬の投与は、政府の基本的対処方針などに「医師の判断で可能」と位置づけられている。1
7日に横浜市で男児が死亡した例で、簡易検査で陰性が続き、抗インフル薬が使われなかったことから、
改めて周知した。併せて、簡易検査なしでの投与を診療報酬上も認めていることを知らせた。


沖縄県は15日、新型インフルエンザに感染した同県南風原(はえばる)町の女性(24)が同日死亡した、と発表した。新型インフル患者の死亡は全国で14人目で最年少。同県内では2人目。女性に基礎疾患はなかったという。厚生労働省によると、基礎疾患のない人の死亡は2人目という。

 県によると、女性は8月26日に発熱し、医療機関でA型インフルと診断され、リレンザを処方された。その後も熱が下がらず、呼吸が困難になったため、同31日に再度受診し、遺伝子検査で新型インフルと判明した。重症の肺炎を起こしており、県立南部医療センターに緊急入院して集中治療室に入ったが、15日午前11時すぎに亡くなった。直接の死因は、くも膜下出血という。
http://www.asahi.com/special/09015/SEB200909150031.html?ref=recc


横浜市は17日、新型インフルエンザに感染した同市都筑区の小学6年の男児(12)が死亡したと発表した。頭蓋(ずがい)内出血が死因とみられる。気管支ぜんそくの病歴があるが、新型インフルエンザ感染との因果関係は不明という。厚生労働省によると、新型インフルエンザの感染が疑われる患者の死亡は全国15人目。未成年者で亡くなったのは初という。

 市によると、男児は今月2日午前、39度台の熱と吐き気のため近くの病院を受診。発熱が続き、意識がもうろうとしたため翌3日に市内の別の病院に入院した。ウイルスが原因とされることが多いという「心筋炎」と診断され、集中治療室で治療を受けていた。入院後の血液検査でインフルエンザが疑われ、14日に横浜市衛生研究所でA型が確認されたという。

 死因は頭蓋内の血管腫から出血を起こしたためとみられている。横浜市の修理淳・医務担当部長は「心筋炎で出血を起こしやすくなるが、頭蓋内出血も含め、インフルエンザとの関連も現時点では分からない」と説明した。
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200909170448.html

右の記事で注目すべきは、「簡易検査Aーのばあい、早期にPCRをすべき」とのコメントがある。もっともだ
が、どんなルートで出来るのか? 外注?
簡易検査A-のばあい、PCR陽性となることあり。つまり、「簡易検査よりPCRのほうが鋭敏だ」ということに
なるのだが、そういうことか?
季節性インフルエンザで発熱当日簡易検査(-)、翌日(+)は日常よくみられる。2日目(-)、3日目ようやく(+)のば
あいもあり。
重症例や肺炎で簡易検査A-のとき、しかし、新型では?と否定しきれないとき「PCRやりたい。タミフルの
ませたい。」とあたまをよぎる。



もっとはやい時期5月の記事をコピペタする。

新型インフル、さらに生徒1人感染の疑い 
NW便に同乗

2009年5月10日0時56分
http://www.asahi.com/national/update/0510/TKY200905090260.html?ref=reca

厚生労働省は10日、新型の豚インフルエンザに感染していることが判明した教員と生徒ら3人と同じ便に
乗っていて、体調不良で千葉県内の病院に搬送されていた7人のうちの1人の男子高校生が、新たに新
型インフルエンザに陽性反応を示したと発表した。

 千葉県衛生研究所でウイルスの遺伝子を調べた結果、新型インフルの陽性反応が出た。この後、国立
感染症研究所の検査で最終的に感染を確認する。確認されれば、国内の感染者は計4人になる。

 新たに感染の疑いが出た男子生徒は、すでに感染が確認されていた3人と、語学研修でカナダに同行
していた高校生。3人に接触した疑いがあるとして、空港近くに足止めされていた際、9日午後3時時点で
、38度の発熱症状とせきを訴え、病院で治療を受けるとともに、新型インフルエンザの検査を受けていた

 感染が確認された別の生徒の近くに座っていた。この生徒は質問票では、「症状なし」としていた。


 簡易検査では陰性だったが、ウイルスの遺伝子検査では、A型陽性に転じ、通常の季節性インフ
ルエンザのA香港型を否定された。さらにウイルスの表面にあるたんぱく質の遺伝子が、新型の豚ウイル
スと同じ反応を示した。

 また、残る6人は同じ遺伝子検査で新型が否定された。

管理者注釈:以上の記事は、「簡易検査はA-であったが、PCR検査をしたら陽性であった」という事実を
記載している。

死亡男児は簡易検査で陰性 抗ウイルス薬使わず

9月18日0時20分配信 産経新聞

 新型インフルエンザの感染者で、国内では初となる未成年者の死亡が17日、確認された。死亡した男児(12)は、簡易検査の結果が陰性だったこともあり、タミフルなど抗ウイルス薬の投与が行われなかったという。新型インフルでは発熱から短時間で呼吸状態が悪化する子供の症例が相次ぎ、専門家が「できるだけ早い治療が大切」と呼びかけていた矢先だった。

 横浜市などによると、男児は発熱などの症状があったため、2日と3日に3回の簡易検査を実施したが、いずれも陰性で、抗ウイルス薬は投与されなかった。

 簡易検査は体内のウイルス量が少ないと感染していても陰性となり、見逃される可能性がある。東京慈恵医大感染対策室の中沢靖室長も「新型に感染していても約3割が陰性反応だ。なぜ、もっと早い段階でPCR検査を実施しなかったのか」と疑問を呈する。

 特に今回の新型は若年層が感染しやすいとされる。これまでの入院患者も全体の76%が19歳以下。インフルエンザ脳症など、発症から1〜2日で重症化するケースもあり、中沢室長は「流行期は新型を想定し、できる限り早く治療を始めないと手遅れになることもある」と話している。
9/21〜9/27第39週
青森県インフルエンザ定点迅速診断A+は40人



右は全然気づかなかった通知だが、多くのもんだいをふくんでいそうだ。

電話診察でタミフル処方OK 厚労省、現場に周知徹底へ

 新型インフルエンザ感染者の急増による医療機関の混乱を防ごうと、厚生労働省は「再診に限り、電話による診察のみで抗ウイルス薬の処方を認める」との新対策を、先月まで2度にわたって都道府県に伝えた。しかし、現場に行き届いていないことが20日までの同省の調査で判明、あらためて周知徹底を図る。

 対象となる患者は、慢性疾患があり定期的にかかりつけ医の診断を受けている人と、過去に発熱などの症状があり、同じ医師の診察を受けたことがある人。いずれも医師が薬の投与に問題がないと判断することが条件。

 処方せんは患者が希望する薬局に医師からファクスなどで送られる。患者には外出自粛を求め、家族らがタミフルなどの薬を受け取る。患者本人は医療機関に足を運ぶ必要がなくなる。

 医師法20条は、医師が薬剤を処方する際、原則として患者に直接会って診察しなければならないと定めているが、厚労省は「過去に直接診察を受けた患者に限っての措置なので、この規定には該当しない」と判断。5月と8月にそれぞれ、この方式を認める通知を都道府県に出した。

2009/09/20 16:37   【共同通信】
新型インフル重症6例 詳しい経過と注意点、厚労省公表


厚生労働省の研究班(分担研究者=川名明彦・防衛医大教授)は、国内で発症した新型インフルエンザ
による重症患者の症例集を初めてまとめた。20日、同省のウェブサイトで公表した。初期には、ほかの病
気と区別がつきにくいほか、簡易検査で陰性になる例もあった。

急性脳症を起こした女子中学生(12)は最初は37度台で軽い頭痛があったが、簡易検査は陰性。3日
目に熱が39度台になり簡易検査も陽性になった。抗インフル薬を使い自宅療養中に、「おばあさんがは
さみを持って座っている」など異常な言動が始まり、けいれんが起きた。

 別の女子中学生(13)。せきに市販のかぜ薬を使っていたが、3日目に発熱と息苦しさで受診し、肺炎と
わかった。簡易検査で陽性とわかったのは翌日。呼吸困難がひどく人工呼吸器をつけて治療。発症から
約2週間後に登校できるようになった。

 いずれの中学生の例も周辺でインフル流行が見られた。症例集は、医師に対して地域、学校の流行状
況の把握や簡易検査が陰性でも感染を常に疑うよう呼びかけている。

持病のない60代男性でウイルス性肺炎に発展した例では、悪寒から3日目に熱が39度台になって受診
したが、簡易検査は陰性。しかし、熱やせきが改善せず、2日後に両肺の炎症がわかり入院した。簡易検
査も陽性になり、薬や酸素吸入で改善した。

 40代女性の場合、熱や下痢の症状が出て、後に重症肺炎に。日常に支障がない程度の慢性の肺気
腫が治療中にみつかった。女性は20年以上の喫煙歴があった。こうした「隠れリスク」を見逃さないため
、喫煙歴や日常生活で息切れがないかなどのチェックも診断に欠かせないという。(権敬淑)
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200909200214.html


新型インフルの小1男児死亡=最年少、脳症で

9月22日7時31分配信 時事通信

 滋賀県は22日、新型インフルエンザに感染した同県守山市の小学1年生の男児(7)がインフルエンザ脳症で死亡したと発表した。新型に感染したか感染の疑いのある人の死亡は18人目。男児が最年少で、小学生では2人目となった。
 同県によると、男児はこれまで数カ月に1度発熱することがあり、周期性発熱症候群の疑いがあると診断されていた。19日朝から発熱し受診したが、インフルエンザの検査は行われず、解熱剤を処方され帰宅した。翌20日に40度の熱を出して別の診療所を受診。簡易検査でA型インフルエンザ陽性となり、けいれんなどの症状が現れたため病院に入院し、タミフルを投与されて人工呼吸器を着けた。容体が悪く、同日夜に滋賀医大付属病院に転院したが、21日夜、死亡した。 

9歳以下はワクチン接種2回=新型インフルの臨床試験結果−米

9月22日10時22分配信 時事通信

【ワシントン時事】米国立アレルギー感染症研究所は21日、子供への新型インフルエンザのワクチン接種の臨床試験結果を公表した。健康な10〜17歳では成人同様、1回の接種で免疫効果を得られたが、9歳以下では2回の接種が必要なことが分かった。
 試験は8月中旬から米国内5カ所で、年齢層を3グループに分け、フランスのサノフィ・パスツール社製のワクチンを使って実施。ワクチン効果を高める免疫補助剤(アジュバンド)は添加せず、ワクチン15マイクログラムを1回投与した。
 その結果、10〜17歳では投与後8〜10日で76%に免疫効果が確認された。一方、3〜9歳では36%、生後6カ月〜35カ月では25%にしか効果がなく、2回の接種が必要と判断された。
 同研究所は、接種回数について「いずれも季節性インフルエンザのワクチン接種と同じで、勇気づけられる結果だ」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090922-00000039-jij-int

タミフル予防投与は控えて 耐性ウイルス生む原因に

2009年9月26日14時30分

 世界保健機関(WHO)は25日、抗ウイルス薬タミフルが効きにくい耐性の新型インフルエンザウイルスが、世界で28株報告されたと発表した。耐性ウイルスが生まれる原因に予防投与を挙げ、原則として控えるよう勧告した。

厚生労働省は、秋の大流行に備えて作成している運用指針の改正案で、特に理由がない限り予防投与は推奨しないとしている。ただし、基礎疾患を持つ人には医師の判断で実施できるとしている。
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200909260039.htmlより抜粋

9/28〜10/4第40週
青森県インフルエンザ定点迅速診断A+は113人

新型インフル ワクチン接種、費用は
1人6150円に

2009年10月1日20時56分http://www.asahi.com/special/09015/TKY200910010295.html

 政府は1日、新型インフルエンザ対策本部を首相官邸で開き、新型の豚インフルワクチンの接種を19
日にも始める方針を正式に決めた。患者を診療する医師や妊婦などに優先して打つことも盛り込んだ。費
用は自己負担で1人2回接種、6150円だが、所得が低い人については無料にするなど軽減策を講じる。
来春までに7700万人分を確保する。

 ワクチンは国内4社の製造分と欧州2社からの輸入分で用意する。国内産は19日の週から100万〜2
00万人分が出荷され、接種が始まる。接種する回数は2回で1回3600円。2回目も同じ医療機関なら初
診料の減額で2550円になる。

 まず、患者に対応する医師や看護師らを優先、妊婦や、感染で重症化しやすい持病のある人▽1歳か
ら小学校3年生の子ども▽1歳未満の乳児の両親、などの順で打つ。優先接種対象者で生活保護世帯
は無料にするほか、市町村民税非課税世帯は自治体の判断で無料化もできる。費用が軽減されるのは
人口の約3割。

 接種場所は、国が委託する医療機関や保健センターなど。予約が原則だが詳細はこれから決まる。保
険証や母子手帳などで優先の対象かどうかを確かめる。優先的に接種する人以外の扱いをどうするかは
決まっていない。

 接種回数は、いま実施している臨床試験の結果などで、効果が十分あるとわかれば、1回減らすことも
検討する。

 自治体は今後、接種体制づくりなど準備に入る。ワクチンは国が1380億円で買い上げる。初めて輸入
するワクチンで副作用の被害が生じた場合、国が補償できるよう、今月の臨時国会に法案を提案する。

 長妻昭厚生労働相は1日の閣議後会見で「輸入ワクチンは安全性や副作用がどの程度か見極め、国
民に情報を開示した上で使用する」と述べた。

費用が軽減されるのは人口の約3割だそうだ。

病院の感染対策費は病院の持ち出しだ。
以前は医療費に含まれた時期もあったが、いまは無い。
新型インフルエンザ対策補助事業はあるものの制約も伴う。
こういった実態を知っているのは関係者のみであろう。

医師、看護師、レントゲン技師など、医療従事者はもろに新型インフルエンザウイルスの脅威にさらされる実態をどう評価するのであろうか。

国は医療従事者に対して、せめてワクチン費用だけでも無料にすべきで無いだろうか。

経済だけ考えれば、ワクチン購入費の総額はいくらで(1380億円だけではないだろうから)、ワクチン納入価の総額はいくらになるのか?差額が粗利益。
100万人の医療従事者全員受ければ、費用6150x100万=約60億円だ。
10/5〜10/11第41週
青森県インフルエンザ定点迅速診断A+は295人

新型インフル、5歳男児が急性脳炎で死亡 東京

2009年10月8日23時13分

 東京都は8日、都内在住の男児(5)が新型の豚インフルエンザによる急性脳炎で死亡したと発表した。
厚生労働省によると、新型インフルの感染が確認されたり、疑われたりした患者の死亡は国内22人目で
、男児は最年少。脳炎による死亡は滋賀県の男児(7)に続き、2人目という。

 都によると、男児は3日午前に40度の発熱があり、簡易検査でA型インフルと診断された。同日夕、意
識障害やけいれんを起こして入院。同日夜には脳炎によるとみられる多臓器不全を発症し、集中治療室
で人工呼吸器を装着された。5日に新型インフル感染が確認され、6日夜に死亡した。ぜんそくなどの既
往症はなかったという。

 都は「感染源は特定できていないが、男児が通っていた施設で集団感染は起きていない」としている。

国産のワクチン 出荷が始まる    NHK

今月中旬から接種が始まる新型インフルエンザの国産ワクチンが9日、製造メーカーから全国各地の販
売会社に初めて出荷されました。

新型インフルエンザの国産ワクチンは、今月19日の週から患者の治療に携わる医療従事者などを対象
に優先接種が始まります。

これを前に、9日、国内の3つの製造メーカーからあわせて59万人分のワクチンが各地の販売会社に初
めて出荷されました。

このうち、埼玉県北本市にある製造メーカー「北里研究所」では、朝から県内と大阪にある販売会社に向
けて出荷する作業が始まりました。

作業員はワクチンが保管されている大型冷蔵庫から、1箱に400人分のワクチンが入った段ボール箱を
手際よく運び出し、次々とトラックに積み込んでいました。

出荷されたワクチンは、販売会社に届いたあと、各地の自治体で接種を行う医療機関が決まりしだい、そ
れぞれの医療機関に運ばれることになっています。

今月下旬から来月にかけて、もう1つの製造メーカーも加えた4つのメーカーからさらに67万人分のワク
チンが出荷される予定で、来月以降は感染すると重症になりやすい妊婦やぜんそくなどの持病がある人
、それに1歳から小学3年生までの子どもなどへと順次接種が進められることになります。
(10月9日 15時40分更新)
医療従事者は100万人とされているが、情報によると、医療従事者とは医師と看護師であって、レントゲン技師や医事課職員などは含まれないらしい。最前線にいるのは、これらスタッフであることは明白。

ワクチンの流通ルートは製造会社→販売会社→医療機関だそうだ。初めて知った。
 10/12〜10/18第42週
 青森県インフルエンザ報告数は776人上十三100 この週から迅速診断A+は表示なし

新型インフルで5歳男児死亡=疑い例含め27人目
−横浜

 横浜市は15日、新型インフルエンザに感染し、重症肺炎や急性心筋炎を発症した同市都筑区在住の5
歳男児が同日死亡したと発表した。国内の新型インフルエンザ患者の死亡例は、疑い例も含め27例目。
基礎疾患はなかった。
 横浜市では先月17日にも気管支ぜんそくの基礎疾患があった12歳の男児が死亡している。
 市によると、男児は今月12日に発熱。翌13日に自宅近くの医療機関を受診して簡易検査でインフルエ
ンザA型陽性と診断され、タミフルを処方されて帰宅した。
 しかし、同日夕から多呼吸となったため、午後9時ごろに別の医療機関を受診。再びタミフルを処方され
たが、呼吸障害と低酸素血症を発症、さらに別の病院に転送されて集中治療室で人工呼吸器を装着して
治療した。14日には遺伝子検査で新型インフルエンザと確認され、2回タミフルを処方されたが、重症肺
炎と急性心筋炎を併発し、15日未明に死亡した。(2009/10/15-19:39)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200910/2009101500629&rel=j&g=soc

新型ワクチン、接種は原則1回=小学6年以下、免疫不全者は2回

 厚生労働省は10月16日、新型インフルエンザワクチンについての意見交換会を開き、出席した専門家らは、国産ワクチンの接種回数を原則1回とする方針で合意した。同省は長妻昭厚労相に報告し、近く最終決定する。

専門家らの合意によると、1回接種となるのは医療従事者と1歳未満の乳児の保護者、妊婦、中学・高校生、高齢者。持病のある人も基本的に1回接種だが、白血病やエイズウイルス(HIV)感染などで免疫状態が悪化している人は、医師の判断で2回接種もできる。1歳以上小学6年までの子どもは1回接種では効果が足りない可能性があり、原則的に2回接種とする。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2009101600752

10/19〜10/25第43週
青森県インフルエンザ報告数は1,618人上十三224
東奥日報10/30
青森県感染症週報第43週より
10/26〜11/1第44週
 青森県インフルエンザ報告数は2,435人上十三470

3人相次ぎ死亡 最年少2歳児も http://www3.nhk.or.jp/news/influ0428/

新型インフルエンザに感染した盛岡市の2歳の女の子や兵庫県伊丹市の8歳の女の子など、3人が相次
いで死亡しました。

新型インフルエンザに感染して死亡した人は疑いを含めて43人で、2歳はこれまでで最も低い年齢だと
いうことです。

盛岡市によりますと、市内に住む2歳の女の子が先月29日夜、39度台の発熱があり、その後、呼吸が
止まっているのに両親が気づき、盛岡市内の病院で治療薬のリレンザを投与され、集中治療室で手当て
を受けていました。

女の子は翌日、岩手県環境保健研究センターが行った検査で新型インフルエンザに感染していることが
確認され、1日朝、多臓器不全で死亡しました。

女の子に、感染すると重症化しやすいとされる持病はなかったということです。

また兵庫県によりますと、伊丹市の小学2年生の8歳の女の子は31日朝、38度5分の熱が出て、市内の
診療所での簡易検査で新型インフルエンザと同じA型と診断されたため、治療薬のタミフルを処方されて
自宅に戻りました。

しかし、午後3時すぎに自宅でけいれんを起こし、救急車で病院に運ばれまたしたが、すでに心肺停止の
状態で、死亡が確認されました。

伊丹市の女の子にも、感染すると重症化しやすいとされる持病はなかったということです。

さらに京都市によりますと、右京区に住む30歳の会社員の女性は31日夕方、熱が40度を超え、病院で
タミフルを処方されて帰宅しました。

しかし、夜遅くにはろれつが回らないなどの症状が出て病院に搬送され、1日午前6時すぎに死亡しまし
た。

厚生労働省によりますと、新型インフルエンザに感染して死亡した人は疑いを含めて43人で、2歳はこれ
までで最も低い年齢だということです。
(11月1日 19時20分更新)
11/2〜11/8第45週
 青森県インフルエンザ報告数は2,530人上十三703



青森県感染症週報第45週より

院長によると11月5日、まず医師十数人に対して接種。看護師らの分は届いていなかったという。

 同日、看護師の一人から「1人分残り、対策委で決めたので奥さんに」とワクチンを受け取り、院長自身が妻に接種した。妻は重い呼吸器系の疾患があるが入院はしておらず本来、接種は11月20日からだった。http://mainichi.jp/select/science/news/20091213k0000e040001000c.html

医療従事者用ワクチンを対象外者に接種と報道されたもの
11/9〜11/15第46週
 青森県インフルエンザ報告数は2,517人上十三651

青森県新型インフルエンザに関するPCR検査状況(11/9〜11/15)
  病原体サーベイランスA型陽性29例全例新型
  入院サーベイランスA型陽性42例中全例新型
  http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/hoken/files/091119_46w_pr.pdf

米 新型インフルで3900人死亡http://www3.nhk.or.jp/news/influ0428/

アメリカ政府は、新型インフルエンザに感染した人の数は全米で2200万人、死亡した人は3900人に上るとする推計値を発表し、ワクチンの接種を重ねて呼びかけました。

これは、アメリカのCDC=疾病対策センターが、12日、新たな推計値として発表したものです。

それによりますと、ことし4月から先月17日までに新型インフルエンザに感染した人は全米でおよそ2200万人、入院した人は9万8000人で、死者の数はおよそ3900人に上ったということです。

CDCは、これまで死者の数が1000人以上と発表していましたが、感染の広がりを正確に反映していなかったとして算出方法を改めたところ、感染者数が一気に増えた形となりました。

新型インフル感染で国内最年少、7カ月男児死亡 愛知

2009年11月9日20時36分

 愛知県は9日、新型インフルエンザに感染した同県犬山市の生後7カ月の男児が死亡したと、発表した。厚生労働省によると、新型インフルエンザに感染した患者や感染が疑われた患者の死亡は54例目で、国内最年少となる。

 県健康対策課によると、男児の直接の死因ははっきりしておらず、感染は死後の検査で判明した。基礎疾患もなく、CTやレントゲン検査をしたが急性脳炎や肺炎などは確認されなかったという。

 男児は8日夜、機嫌が悪くぐずっていた。9日午前6時20分ごろ、呼吸をしていないことに家族が気づき119番通報。愛知県江南市内の病院に搬送されたが、同7時過ぎに死亡が確認された。その後の検査で、新型インフルエンザに感染していることが分かった。8日夜には体温測定はしておらず、発熱などインフルエンザの症状があったかどうかは分かっていない。

 母親は6日、父親は7日ごろから風邪のような症状があった。また、死亡した男児の双子の兄は9日になってインフルエンザの症状が出ており、簡易検査の結果、A型陽性と判明した。兄の症状は落ち着いているという。

国は、ワクチンを24時間以内に使わない場合、廃棄するよう指導していることから、担当の男性内科医師は「もったいないから」と、余剰分を看護部長の孫(2)に接種。30日にも余剰が発生したため、薬剤部の職員の娘(11)に接種した。 ...
www.yomiuri.co.jp/feature/.../20091112-OYT1T00537.htm -
優先順位対象外者にワクチンを接種したための報道。
11/16〜11/22第47週
 青森県インフルエンザ報告数は2,754人上十三520
青森県新型インフルエンザに関するPCR検査状況(11/16〜11/22)の一部分では
  病原体サーベイランスA型陽性12例全例新型
  入院サーベイランスA型陽性47例中全例新型
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/hoken/files/091126_47wpr.pdf

インフル脳症、28都道府県で132人 7月以降

2009年11月21日17時37分 http://www.asahi.com/special/09015/TKY200911210247.html
国立感染症研究所は、インフルエンザ脳症の患者が、7月以降、28都道府県で132人に上っていると発表した。例年(9月から翌年8月まで)は50人前後報告される。調査が始まった04〜05年のシーズン以降と比べると、7月からの4カ月だけで倍以上になった。

 7月以降はインフルのほとんどが新型になったとみられている。脳症患者は1〜67歳で、ほとんどは子ども。7歳が22人と最も多い。季節性インフルでは3歳以下のことが多く、新型では年齢が高い傾向にある。その後の状態を確認できた59人のうち49人(83%)は回復したが、7人(12%)は運動まひなどの後遺症が残った。3人(5%)は死亡した。

 同研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は「季節性に比べると発症後の経過は良く、必要以上に怖がることはない。ただ、子どもの場合は発熱だけに気をとられず、意識障害やおかしな行動がないか注意することが必要だ」という。

11/23〜11/29第48週
青森県インフルエンザ報告数は2,928人上十三529

英社製ワクチンで副作用、使用中止要請 新型インフル

2009年11月23日3時1分 http://www.asahi.com/special/09015/TKY200911220249.html
英大手製薬会社「グラクソ・スミスクライン」(GSK)がカナダで製造している新型の豚インフルエンザのワクチンの一部について、接種後にアレルギー反応が強く出るなど、想定以上の副作用が複数報告され、同社がカナダの複数の州政府に使用中止を要請していることが22日、関係者の話でわかった。日本政府は同社が同じ工場で作った製品を輸入する予定で、厚生労働省が本格的な情報収集を始めた。

マニトバ州では、通常は10万人に1人の率で起こるアナフィラキシーショックが、2万人に1人の比率で起きているという。ただし、短期間で回復しているという。

10月にワクチン接種の30代女性、新型インフルで死亡

2009年11月25日20時25分

 鹿児島県は25日、同県大隅地域の30代の女性看護師が新型インフルエンザによる脳症で死亡したと発表した。女性は10月下旬に、医療従事者として新型インフルのワクチンを接種していた。予防接種にはインフルにかかりにくくなったり、感染しても重症化を防いだりできる効果があり、一般に接種から3週間ほどで効果が出るとされる。厚生労働省によると、ワクチン接種後に新型インフルに感染して死亡した例は国内で初めて。

 女性は21日、40度近い発熱とせきが出てインフルと診断され、タミフルを処方されたが症状が悪化し、22日に入院。その日のうちに心肺停止に陥り、25日午前4時ごろ亡くなった。遺伝子検査で新型インフルに感染していたことが確認された。

 女性には06年に見つかった脳動脈瘤(りゅう)があり、甲状腺機能低下症の治療も同年から続けていたが、これらの基礎疾患の影響は不明で、脳動脈瘤にも異変はなかったという。

 女性の家族や勤務先の医療機関などにインフルの症状を訴えている人はいないという。21日から出勤していないため、県は潜伏期間を考えても、周囲への感染の広がりはなかったとみている。

 県健康増進課は「接種は重症化や死亡を抑える目的だが、感染したり脳症になったりすることが完全になくなるわけではない」としている。

 女性は11月上旬に季節性インフルのワクチンも接種していた。

11/30〜12/06第49週
青森県インフルエンザ報告数は3,031人上十三583
12/07〜12/13第50週
青森県インフルエンザ報告数は2,498人 上十三571
兵庫県宝塚市の小児科診療所の院長が今年10月、医療従事者向けの新型インフルエンザワクチンを自分の孫に接種していたことが分かった。院長は厚生労働省の調査に虚偽の書類を提出するなど、隠ぺい工作もしていた。
毎日新聞 2009年12月9日http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091210k0000m040047000c.html
余ったワクチンを身内に接種したもの。
12/14〜12/20第51週
青森県インフルエンザ報告数は1,869人上十三438

12/15帰宅途中テレビの音声をきいていたら、「保育園はインフルエンザが流行中、閉園はしない」と流れた。たしかに連日同じ保育園の園児がインフルエンザで受診していた。保育園は休んでいないとのことだった。netで調べてみたら、暫定的推奨:保育施設

 
学校と同様に、新型インフルエンザH1N1の地域内、あるいは保育施設内での流行に伴う、保育施設の閉鎖は、現在推奨されていない。http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009cdc/k12-childcare.html
IDSC感染症情報センターの情報があった。

また、「新型ワクチンと季節性ワクチンは同時に接種してよい」とも流れた。netで調べて見ると、厚労省通達にありと。
12/21〜12/27第52週
青森県インフルエンザ報告数は1,320人上十三356
青森県インフルエンザ報告数は503人上十三112
12/28〜1/2第53週

2009年7月24日(金)東奥日報ニュースweb記事より。
20日に青森市内で開かれた集会に参加した同市の住民1人が新型インフルエンザに感染していたことが24日、秋田県の発表で分かった。この集会に参加した秋田県大館市の母子が感染した経緯の中で明らかになった。さらに、集会に参加した韓国人2人も、本県内で感染が確認されているという。一方、青森市は個別の感染に関する情報を随時発表しない対応をとっており、今回のケースに関する発表は同日までに行っていない。 本県内での感染者は計10人(疑似症患者含む)となった。

青森市保健所は感染の状況について、県の方針に基づき、県が週1回集計するPCR(詳細)検査の件数と結果以外は公表していない。集団感染の把握に重点を置くことが理由。

同市保健所は今月、県内初の感染確認となったベトナム人高校生一行に関連した事案に限り、初のケースであることを理由に、感染者の個別情報を公表してきたが、その後の事例は公表しない方針を示していた。

今後のことを考えると、
単発のケースは季節性インフルエンザと同じ扱い?夏である今の時期A+なら、限りなく新型の可能性が高いと思われる。
迅速検査A陽性例でPCRは行わない?新型インフルエンザ擬似症例として保健所に届け出る点は必要?不要となった???(保健所に連絡して確かめるしかないようだ)
学校等での集団感染の場合はA+の端緒者?にのみPCR。他は擬似症例として扱い、PCRは行わない?

8月5日
インフルエンザ迅速A陽性のとき、
今後においては、クラスター関連のケースは届出が必要である。趣旨の連絡あり。

これまでは、発熱などあり、新型インフルエンザが心配なかたは、保健所に相談して、医療機関を紹介してもらうルートだった。
今後このルートは主でなくなるのか?
青森県感染症情報センター2009年31週によると、新型インフルエンザが疑わしいときは、速やかにかかりつけの医療機関に電話連絡をし、受診するようにと。(保健所に相談の文は無い)
対応策はおのおのの医療機関でたてる。

新型インフルエンザ:全数把握を中止 集団監視に切り替え−−厚労省 ... 毎日新聞社毎日JP

2009年7月23日 ...

厚生労働省は22日、感染症法施行規則を改正し、5月の国内発生以来続けてきた新型インフルエンザ患者の全数把握を中止することを決めた。大流行の恐れがある秋以降、新型か従来の季節性インフルエンザか確定する遺伝子検査の作業が追い付かなくなることが予想されるほか、どちらも治療法に大差がなく、確定診断そのものの必要性も低いため。24日からは、学校などで集団感染が起きた場合の一部についてのみ報告を求める。

 厚労省によると、22日午前11時現在、都道府県などから報告があった国内の新型インフルエンザ患者は4433人。秋以降に大流行した場合、数千万人の感染の恐れがあるとされる。既に米国など多くの発生国は患者の全数把握をしていない。

 新たな方針は、集団感染の早期発見に力点を置き、学校や職場など10人以上の集団で1週間に2人以上の疑い例が出た場合に限り、医療機関から保健所への連絡を求める。都道府県や政令市は原則的に最初の1例だけを遺伝子検査し、新型と確定すれば国に報告。それ以降は「疑い例」として届け出て、重症化したケースを除き遺伝子検査はしない。

 一方、ウイルスの毒性変化を監視するため、国内約500カ所の定点医療機関に限り、症状のある全患者の検体を採取し、集団感染でなくても遺伝子検査に回す。【



青森県人口(2008):約142万人
北海道人口(2008):約560万人
北海道内における新型インフルエンザ患者(インフルエンザA/H1N1)患者の発生状況
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/60E83CC3-45C7-433B-8007-C08A90D1FDA7/0/hasseiitiran0724.pdf
日本の流行地図(IDSG感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009map/090724map.html


新型インフルエンザに関する情報
http://www.pref.ehime.jp/040hokenhukushi/140eikanken/kanjyo/topics/singatainflu/index.htm

2009年7月15日 11時29分
 山形県は15日、タイから帰国した山形市の20代の女性会社員が新型インフルエンザに感染したと発表した。同県は全国で唯一、新型インフルエンザの感染者が出ていなかったが、これで全47都道府県で感染者が出た。
女性は9日から県内の知人と2人でタイへ個人旅行に行き、12日に現地で発熱。14日の帰国後に再び発熱したため県内の発熱外来を受診し、15日に感染が確認された。厚生労働省によると、今回のケースを含めて国内で確認された感染者は3122人(15日午前6時現在)。http://mainichi.jp/select/today/news/20090715k0000e040049000c.html


インフルエンザウイルスと新型インフルエンザ

A型インフルエンザウイルスはHAに16種類、NAに9種類の大きな変異が見つかっており、ツンドラ地帯の湖・沼群に生息する渡り鳥である水鳥のカモはすべての組み合わせを持っているという。このうちヒトのインフルエンザの原因になることが明らかになっているのはH1N1、H1N2、H2N2、H3N2の4種類であり、Aソ連型はH1N1、A香港型はH3N2である。なお、インフルエンザA(H1N2)型ウイルスはAソ連型(H1N1)ウイルスとA香港型(H3N2)ウイルスの遺伝子再集合によって生まれたともされている。過去に世界的に大流行したインフルエンザは、1918年「スペインインフルエンザ(H1N1型)」。また、1957年「アジア インフルエンザ(H2N2型)」、1968年「香港 インフルエンザ(H3N2型)」がある。
これまでの新型インフルエンザウイルスは、すべて鳥世界からヒト世界に侵入したウイルスから発生していると考えられている。

1997年に香港で発生したH5N1型の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)はヒトへの感染が確認されたことから、WHOも警戒し、鳥インフルエンザがいつ新型インフルエンザパンデミックに発展してもおかしくないとして監視体制を強化していた。
WHO フェーズ3にあるHPAIのH5N1を新型インフルエンザの標としていたため、新型インフルエンザ対策は高病原性を前提としたものになっていた。

2009年3月ころより、メキシコで見られた今回の豚インフルエンザ(後にブタ、ヒト、トリの遺伝子を持つと報告された)は世界に広まり、WHOは新型インフルエンザと認定し、2009.6.11パンデミックフェーズ6が宣言された。

新型インフルエンザとは
厚労省のQ&A(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html)によると、「新型インフルエンザとは、新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイルスを病原体とするインフルエンザであって、一般に国民が免疫を獲得していないことから、全国的かつ急速なまん延により国民の生命および健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるもの」となっている。

新型インフルエンザの成り立ち
 ヒトの間で流行していたH2N2ウイルスとカモ由来のH3インフルエンザウイルスがブタの鼻で同時に感染し、ブタの鼻の細胞でA/香港/68(H3N2)株という新しいウイルスが出来たことがわかったとする報告がある。新型ウイルス出現のメカニズムとして提案され、支持されてきたようだ。
今回、メキシコで発見された新型ウイルスはヒト、ブタ、トリの遺伝子を持つと報告されており、H1N1と従来の型と同じではあるが、発生メカニズムとしては同様のことが推察される。
また、「鳥・豚・人由来、新型インフルエンザの系譜 8遺伝子が混合、変異」というwebページもあり、詳しい解説が述べられていて参考となる。http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/influenza/if90525c.htm
 トリインフルエンザウイルスがやがてヒトにも感染、伝播力を持つようになり、新型ウイルスとなることが、HPAIのH5N1で危惧されている現状であるが、1918年のスペイン風邪ウイルス(H1N1)は、遺伝子増殖で鳥のウイルスに起源があることがわかってきた。整理すると、いまのところ、ブタで交雑するルートと、HPAIがやがて新型になるルートと2つは想定されることとなるようだ。

今回の新型インフルエンザ
これまで報告された情報を列記してみる。(必ずしも確定したものではなく、内容は流動的であり、変更はありうるだろう)
1.従来の季節性インフルエンザと同様の症状のひとが多い。
2.糖尿病、慢性腎疾患、免疫不全など基礎疾患を有するばあいは重症化に注意。
3.妊婦、新生児は重症化に注意
4.夏に向かうにもかかわらず、終息傾向が無く、むしろじわじわ患者数が増えている。
5.冬季にある南半球は多数の患者報告
6.90歳台には免疫がある。(:その理由付けに言及した資料はまだ見つけられないでいる。90歳といえば1918年スペイン風邪の時期))
7.若者に重症の報告があり
8.ウイルスは肺に親和性あり、増殖することから肺炎をおこす可能性が高い
9.新型の豚インフルエンザのウイルスは細長いインゲンのような形をしているhttp://www.asahi.com/science/update/0615/TKY200906150017.html
10.タミフル耐性株あり


医療機関の対応と保健所対応

(気付いたことを列記してみた。必ずしも確定したものではなく、内容は流動的であり、変更はありうるだろう)

透析病院など、発熱者の診療を受け入れない医療機関もあるとのこと
一般の医療機関でも新型インフルエンザ疑いの患者を診療することとなった。
他患者への二次感染予防処置を講じること。(場所や診療時間をずらすなど)
医療従事者の感染予防対策を講じること。(なんらかの補助が出るらしい。対象が一般の病院の場合はまだ計画の段階にあるようだ)
擬似症患者を診察した場合、充分な防御がされていなければ、発病予防としてのタミフルが支給される。→基礎疾患があるなど制約つきになったようだ。
今後はPCR検査対象者は???(これまでは擬似症例にPCR行なってきたが)→クラスター(集団感染)の発端者に限定?
保健所から発熱者(疑い例として)の診療依頼があったばあい、中小規模医療機関としては発熱外来あるいは準じた外来で対応することになるか?→保健所経由でなく、直接医療機関へが主流になるようだ。各医療機関でしっかり対応策を講ずる必要あり。
一般患者として発熱者が外来受診したばあい、すみ分けは困難か。季節性インフルエンザと区別しての診療も困難か。しかし、時間場所を指定して一般患者と混じらないようにすることが要求されている。
もし簡易検査でA+であれば、いまの時期なら新型インフルエンザの可能性が限りなく高い。
もう一回書いてみる。
1.全数把握を中止した
 a.全数は不明であり、概数で推察となる
 b.ある集団で2人以上発生あるときはPCR→+でクラスター
  2人目以降は擬似症として新型のメンバー

 c.1人のみで終息したばあいは季節性インフルエンザと同等扱いでPCR無し;インフルエンザ定点ならば、インフルエンザ1人とカウント報告
  青森県上十三ではPCRサーベイランスを再び開始する。
 2009.9.14の週から。定点で週5人A+からピックアップしてPCR検査。来年3月末まで。
2.新型インフルエンザで10代へのタミフル投与は情報錯そうしている。OKは  30日の衆院厚生労働委員会で、同省健康局の上田博三局長が答弁。(2009年4月30日23時22分読売新聞)
 a.リレンザでいいかナ?。タミフルも処方可なのかな?

3.新型疑われる、集団のメンバーが電話相談をしてきたときは、
 病院敷地内車中でインフルエンザ迅速検査施行
 検体採取用紙(鼻かみ)は検体採取時の感染リスクを減らしおすすめだ。
 A+なら保健所へ連絡 擬似症として届出
 発熱を主訴に病院に電話相談があったときは
 一般患者と混じらないよう、時間と場所を指定して受診してもらう
 いまの時期A+なら新型限りなく疑われるので保健所へ連絡して指示を受ける;インフルエンザ定点ならば、インフルエンザ1人とカウント報告
 外来患者が発熱していたときは
 対応がもっとも難しい。
 発熱者が多数受診しているときは発熱者外来、新型インフルエンザ外来などの開設を
4.診断
 a.インフルエンザ迅速診断A+なら今の時期、新型が限りなく想定される
 b.発熱または急性呼吸器症状が2項目以上あり、インフルエンザ迅速診断A+なら今の時期、新型が限りなく想定される
 c.クラスターのメンバーの場合などで、インフルエンザ迅速診断Aーでも、突然の発症、高熱、上気道炎症状、全身倦怠などの全身症   状があれば、新型インフルエンザが疑われる

 

【パンデミック】新型インフルエンザ(A/H1N1)感染爆発への対応と最新情報http://pandemic.livedoor.biz/

国立感染症情報センター 新型インフルエンザ(ブタ由来インフルエンザA/H1N1)http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html

厚生労働省検疫所 FORTH海外旅行者のための感染症情報http://www.forth.go.jp/

                                                                         

MLインフルエンザ流行前線情報DBへリンク

症状
咳、鼻汁、のどの痛み。発熱、全身倦怠、また、下痢嘔吐伴うこともあり。

保健所への届出は中止中だが、おおむね以下のようなものであった。
 38度以上。and急性呼吸器症状(後述)あり、簡易検査でA+B−
 (38度以上無いばあいもありと)

急性呼吸器症状とは、最近、鼻汁または鼻閉、咽頭痛、咳漱の3項目のうち1つ以上あるもの。

潜伏期間
7日を越えないから5日を越えないに。(管理者注;なにかのニュースでの記憶。出所?)

他への感染
解熱して2日たったら、外出可とされているようだ。ただし、発症後7日間は他者への感染の可能性あり。
出校は7日は控えるべき。(解熱して2日たったからと出校すれば、他へのウイルス感染を引き起こす可能性について述べた)

治療
タミフル、リレンザが主体。
その他対症療法と合併症対策。
10代はリレンザを最初に選択。タミフルはケースバイケースで。(薬剤の注意書きを渡して説明)
5歳前後は脳症、脳炎に特に留意。
タミフル、リレンザで抑えきれず肺炎発症したばあいの早急な対応。

家庭での感染対策
マスクをさせる。患児はトイレ以外部屋から出さない。
テッシュ、水、イオン水など必要な品は枕元に用意しておく。
部屋の乾燥対策。加湿器など。
外換気:何度か窓を開けて空気の入れ替え。
手洗い:看護者は丁寧な手洗いよりも、頻回にさーっと流水でこまめに。
マスク、うがい。
衣類の汚染に注意。
食器は分けなくてよいが、流水で洗浄。

医療従事者の感染対策
マスク、手袋、ガウン。
診察後の手洗い、うがい。(洗面。)


病院内感染対策
患者の個室かくり。(加湿器。ーこれは治療の一環として)
標準予防策。
摂食予防策。
飛まつ核感染を想定。
空気の入れ替え。(通常陰圧室は無い)

保健所との連携と私設保育園の早期対応
疑問なところは保健所の指示をうける。
各施設は園生に患者が発生したばあい、迅速な対応をしないと、集団感染が広まる。

保健所への届出について


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